2005年 10月 13日
第1回:CSSとは。定義と記述について。
スタイルシートとは
スタイルシート(以下CSS)とは、「Cascading Style Sheets」の略で通常CSSと記述されます。本来Webページのデザインを詳細に設定するための技術であり、HTMLからデザイン的な設定を分離することが目的で開発されました。
HTMLが誕生し、一般に普及するようになったころからHTMLにビジュアル要素を求められるようになりました。結果、本来表組みであったテーブルタグがレイアウトに使用されるなど、文章の論理的構造を表すことを目的としたHTMLは本来の目的から離れました。デザイン優先で作成されたWebページは非常に複雑なソースとなり、情報アクセシビリティが無視されていました。
現状ではまだまだテーブルタグや、HTMLでデザインを行っているWebサイトが多く存在しますが、今後はCSSでのデザイン設定が主流になるでしょう。
その理由として、メンテナンスを容易に行え、Webページのデザインを統一することができること、CSSに変更を加えるだけで多くのWebページを制作できるなど、メリットが多い点にあります。
また、Webアクセシビリティが重要視される中、現在を含め将来、高齢者の方や障害者の方など、あらゆる方に情報を提供できるWebサイトを実現していかなければなりません。それを行うためにもCSSの知識は欠くことができないでしょう。
少しずつですが、CSSの簡単な設定方法からページデザインにいたるまで、CSSノウハウを公開していきます。
設定方法も多種多様で、サイトごとに特異性のあるものなので、参考のひとつにしていただければ、と思います。
定義と記述について
◎定義について
CSSでは「セレクタ」「属性」「値」の3つを組み合わせて定義します。「セレクタ」はスタイルを適応する対象、属性には適応するCSSの種類を指定します。
◎基本的な記述方法について
(例)h1を設定します
◎セレクタ内のセレクタ定義方法について
セレクタ名を半角スペースで区切って表示すると、セレクタ内の他のセレクタにスタイルを適用できます。
(例)pタグの中のaタグにのみフォントカラーのスタイルを設定します。
◎複数の属性をまとめて定義する方法について
ひとつのセレクタに対して、複数の属性を「;」で区切ることで設定できます。
(例)h1タグにフォントカラー設定を行い、背景色を設定します。
◎複数の値をまとめて定義する方法について
ひとつの属性に対して、複数の値を半角スペースで区切ることによって設定できます。
(例)ボーダーの設定をまとめて行う
◎コメントの書き方
CSSでは「/*」「*/」で挟まれたテキストはコメントになります。
どの箇所の設定であるなど、分かりやすいコメントは更新の際に役立ちます。
(例)
◎セレクタについて
セレクタは以下の種類になります。
1.基本セレクタについて
<h1><p><ul><ol>など、HTMLのタグに指定します。
設定したタグが記述されると、自動的にスタイルが適応されます。
2.IDセレクタについて
IDセレクタは定義した要素にのみ適応されるので、HTMLの中で使用できるのは1回のみとなります。
また、記述は先頭に「#」をつけ、名前は任意で設定します。
(例)
3.classセレクタについて
classセレクタは先頭に「.」をつけ、名前は任意で設定します。
複数のタグに同じ設定ができ、また何度でも使用できます。
(例)
以上、第一回目はCSSの記述方法についてでした。
次回は簡単なページの作成方法を取り上げたいと思います。
お楽しみに!
スタイルシート(以下CSS)とは、「Cascading Style Sheets」の略で通常CSSと記述されます。本来Webページのデザインを詳細に設定するための技術であり、HTMLからデザイン的な設定を分離することが目的で開発されました。
HTMLが誕生し、一般に普及するようになったころからHTMLにビジュアル要素を求められるようになりました。結果、本来表組みであったテーブルタグがレイアウトに使用されるなど、文章の論理的構造を表すことを目的としたHTMLは本来の目的から離れました。デザイン優先で作成されたWebページは非常に複雑なソースとなり、情報アクセシビリティが無視されていました。
現状ではまだまだテーブルタグや、HTMLでデザインを行っているWebサイトが多く存在しますが、今後はCSSでのデザイン設定が主流になるでしょう。
その理由として、メンテナンスを容易に行え、Webページのデザインを統一することができること、CSSに変更を加えるだけで多くのWebページを制作できるなど、メリットが多い点にあります。
また、Webアクセシビリティが重要視される中、現在を含め将来、高齢者の方や障害者の方など、あらゆる方に情報を提供できるWebサイトを実現していかなければなりません。それを行うためにもCSSの知識は欠くことができないでしょう。
少しずつですが、CSSの簡単な設定方法からページデザインにいたるまで、CSSノウハウを公開していきます。
設定方法も多種多様で、サイトごとに特異性のあるものなので、参考のひとつにしていただければ、と思います。
定義と記述について
◎定義について
CSSでは「セレクタ」「属性」「値」の3つを組み合わせて定義します。「セレクタ」はスタイルを適応する対象、属性には適応するCSSの種類を指定します。
◎基本的な記述方法について
セレクタ{属性:値;}
(例)h1を設定します
h1{color:#FF0000;}
◎セレクタ内のセレクタ定義方法について
セレクタ セレクタ{属性:値;}
セレクタ名を半角スペースで区切って表示すると、セレクタ内の他のセレクタにスタイルを適用できます。
(例)pタグの中のaタグにのみフォントカラーのスタイルを設定します。
(p a{color:#FF0000;}
※この時、pタグの中に入っていないaタグにはスタイルは適応されません。◎複数の属性をまとめて定義する方法について
セレクタ{属性:値;属性2:値2;}
ひとつのセレクタに対して、複数の属性を「;」で区切ることで設定できます。
(例)h1タグにフォントカラー設定を行い、背景色を設定します。
h1{
color:#FF0000;
background-color:#00FF00;
}
color:#FF0000;
background-color:#00FF00;
}
◎複数の値をまとめて定義する方法について
セレクタ{属性:値 値2 値3;}
ひとつの属性に対して、複数の値を半角スペースで区切ることによって設定できます。
(例)ボーダーの設定をまとめて行う
h1{
border:#FF0000 solid 1px;
}
border:#FF0000 solid 1px;
}
◎コメントの書き方
CSSでは「/*」「*/」で挟まれたテキストはコメントになります。
どの箇所の設定であるなど、分かりやすいコメントは更新の際に役立ちます。
(例)
/* 本文見出し設定 */
h1{color:#FF0000;}
h1{color:#FF0000;}
◎セレクタについて
セレクタは以下の種類になります。
1.HTMLのタグに指定する「基本セレクタ」
2.1つのHTMLの中で1つのみ設定できる「IDセレクタ」
3.複数の要素に対して同じ設定ができる「classセレクタ」
2.1つのHTMLの中で1つのみ設定できる「IDセレクタ」
3.複数の要素に対して同じ設定ができる「classセレクタ」
1.基本セレクタについて
<h1><p><ul><ol>など、HTMLのタグに指定します。
設定したタグが記述されると、自動的にスタイルが適応されます。
2.IDセレクタについて
IDセレクタは定義した要素にのみ適応されるので、HTMLの中で使用できるのは1回のみとなります。
また、記述は先頭に「#」をつけ、名前は任意で設定します。
(例)
#footer{
border-bottom-style: solid;
border-bottom-color: #0C419A;
border-top-width: 1px;
}
「#footer」とした場合、=「IDセレクタ」になるので、ページの中で一度しか使用できません。border-bottom-style: solid;
border-bottom-color: #0C419A;
border-top-width: 1px;
}
3.classセレクタについて
classセレクタは先頭に「.」をつけ、名前は任意で設定します。
複数のタグに同じ設定ができ、また何度でも使用できます。
(例)
.title{
font-size:12px;
color:#FF0000;
border:#FF0000 solid 1px;
padding:3px;
}
font-size:12px;
color:#FF0000;
border:#FF0000 solid 1px;
padding:3px;
}
以上、第一回目はCSSの記述方法についてでした。
次回は簡単なページの作成方法を取り上げたいと思います。
お楽しみに!
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by icon04
| 2005-10-13 14:28
| CSS講座